2008年6月4日水曜日

Aibu_Saki

1985年生まれの女優には沢山のビッグネームが揃っています。上戸彩さん、宮崎あおいさん、蒼井優さん、加藤ローサさん、そして相武紗季さんなどです。なかでの相武さんの特徴が際立つのがCMでの活躍です。彼女のデビューは2003年で、事務所に所属してわずか数ヶ月で「グリコビスコ」、「2ウィークアキュビュー」など、数社のCMのメインキャラクターに起用されました。どのメディアを軸に新人をプロデュースしていくかは、その事務所が得意とするフィールドに大きく左右されます。相武さんが所属するボックスコーポレーションには、90年代にCMの女王としてブームを巻き起こした一色紗英さんや、「ポカリスエット」のCMで脚光を浴びた中山エミリさんも所属していました。業界ではCMに強いという評価があり、広告代理店からの信頼度も高いようです。そういった背景が、早い時期から相武さんがCMで才能を開花させた理由の1つになっているのでしょう。しかし、それだけでCMに引っ張りだこになるはずはありません。彼女にはいまどきの女の子にはない少し古風なところもあり、それに加えてCMで求められる、健康的で知性も感じさせる魅力を持ち合わせているからなのです。彼女の人気に火がついたのが「ミスタードーナツ」のCMでしょう。このCMのコミカルな演技が注目を集め、それ以来元気で明るいイメージのCMに出演することが多くなりました。彼女自身もコメディ系は得意とするところと語っています。日本のCMは、シリアスなメッセージ性や映像美といった要素よりも、コミカルなタッチで短い時間にインパクトを出そうという作品が多く、相武さんがたくさんのCMで活躍するのにはこうした理由もあるのです。コミカルな役が得意なテレビドラマ、CMタレントというと、上戸彩さんか相武紗季さんくらいしかいないのが現状です。演技面だけでなく、関西生まれならではの話上手で親しみやすいキャラクターが、ブレイクの助けになったようです。女優業のほうでも、連続ドラマにコンスタントに出演するようになったのが2005年くらいからと、日は浅く多くのCMに出ている割には新鮮味があるという印象でした。人気がありながら、前に前に出過ぎないところが彼女の一番の魅力なのかもしれませんね。

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