2008年5月30日金曜日

AYA SUGIMOTO

昭和11年に起こった安部定事件をモチーフに、愛する男の性器を切り取って自分のものにした美しき猟奇犯罪者の情念を描いた映画「JOHNEN 定の愛」で、杉本彩さんが安部定を演じます。台本を読んだとき「この役を演じられるのは、自分しかいない」と直感したそうです。安部定の魂の渇きや叫びを映像で表現できるのは自分だけだと。「JOHNEN 定の愛」は、「花と蛇2」以来、約3年ぶりの杉本彩さんの主演映画です。最初に望月六朗監督と話したとき、互いのイメージにまったくずれがなく、安心して身をゆだねることができたそうです。ただ、実際に演じてみると、肉体的ではなく精神的にきつかったとか。この映画の中の定の愛や情念は、現世を超越して表現されているから、理屈では理解することができない。魂のレベルで阿部定を理解し、演じる必要があったと語っています。杉本さんはとくに芝居が好きというわけではなく、女優という肩書きで生きていこうと思ったことは一度もないそうですが、自分がやりたいと思うことにたいしては妥協はないようです。杉本彩さんは1987年生まれの女優で、東レ水着キャンペーンガールとしてデビューを果たしました。2004年に主演した映画「花と蛇」が大ヒットを記録し、「インモラル」などの官能小説も発表しています。その活動はダンス、芝居、写真、小説と多岐にわたりますが、最近ではエロタレントとしての色を前面に押し出し、「愛の伝道師」の異名をも持っています。そのキャラクターで多数のバラエティ番組に出演しており、「ロンドンハーツ」、「ソロモン流」、「世界バリバリバリュー」、「ダウンタウンDX」、「VVV6」、「キスだけじゃイヤッ!」、「メレンゲの気持ち」、「恋のから騒ぎ」、「愛のエプロン」、「踊る!さんま御殿!!」、「行列のできる法律相談所」、「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」、「人志松本のすべらない話」などゴールデンタイムの番組にも多く出演しています。映画では「花と蛇」シリーズが有名ですが、「極道の妻たち」、「LOVE_DEATH」、「Cross_Chord」、「大帝の剣」と、主演ではないながらも、独特のキャラクターで映画に味付けをしています。

0 件のコメント: