2008年5月13日火曜日

Detroit_Metal_City

主人公の根岸くんはポップでおしゃれな渋谷系の音楽を愛する少年です。ポップミュージシャンになるために大分県犬飼から大学進学にともなって上京してきた青年が、ポップ歌手としてデビューするという夢をかなえるためにレコード会社と契約します。ところが彼が歌わされることになったのは、彼の主旨とは正反対のデスメタル。メタルが嫌いだった根岸くんですが、いざ歌って見ると秘められた才能を発揮して大ブレイクし、やがてインディーズ界でカリスマ的な人気を誇る悪魔系デスメタル・バンド「Detroit_Metal_City」のボーカル兼ギターであるヨハネ・クラウザーⅡ世として活躍します。他のメンバーはボーカル兼ベースのアレキサンダー・ジャギと、ドラムのカミュによって構成される3ピースバンドです。そんな根岸くんのおもしろくも悲しい姿を描いたヤングアニマルで連載中のギャグ漫画がついに映画化されます。主演は「デス・ノート」でも異彩を放っていた「松山ケンイチ」さんが気が弱い根岸くんと悪魔の化身であるヨハネ・クラウザーⅡ世の両方の役をどう演じるかがみどころです。そして、アレキサンダー・ジャギ役には「細田よしひこ」さん、カミュ役には「秋山竜二」さんと、なかなかはまったキャスティングではないでしょうか。そしてレコード会社であるデスレコーズの社長役には「松雪泰子」さん、ヒロインの相川由利役には「加藤ローサ」さんが抜擢されています。監督は李闘士男さんで、彼は2004年公開の「お父さんのバックドロップ」で映画監督デビューを果たしました。コメディセンスが卓越した監督として知られており、今後のさらなる活躍が期待されています。脚本には「大森美香」さんがあたります。彼女は、フジテレビのドラマである「カバチタレ!」を始め、「ロング・ラブレター~漂流教室~」、「ランチの女王」、「きみはペット」、他には日本テレビの大ヒットドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」も手がけており、今最も注目を集めている脚本家です。この「Detroit_Metal_City」、果たして原作からどのように手を加えるのか、いったいどのような映画となるのでしょうか。

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