2008年5月26日月曜日

Miriya_Katou

リアルをテーマに掲げ、誰もが経験している言葉にできない感情をフィルターを通して発信し、10代の代弁者、女子高生のカリスマという地位を確立した加藤ミリヤさん。10代最後となるアルバム「TOKYO_STAR」をリリースしたその視点はすでに次のステージに向けられています。彼女の魅力は、彼女という存在そのものにあるといっても過言ではありません。16歳でデビューした当時から自ら歌詞やメロディを制作し、すべてのクオリティ面において決して妥協を許さない堂々とした姿勢はまさにアーティストのものです。日本のHIPHOPシーンをリードしてきた大物ラッパー達とのコラボを経て、誰もが認める若きR&Bプリンセスとなった彼女はそのポジションに甘んじることなく、10代にして自分の可能性を押し広げながら、スキルやカリスマ性も日々進化し続けているのですから、すばらしいとしか言い様がありません。自分を貫くタフなガールとして憧れの的となっている彼女ですが、あるとき「弱さを知っているからこそ強くなれる」と語ったことがあります。「ディア・ロンリーガール」や、「19Memories」などの歌がこんなにも痛くて強くてエモーショナルなのは、彼女自身が強さと弱さ、そして喜びと悲しみといった両端の感情を常に持ち合わせているからだと考えざるを得なくなります。そんな彼女を輝かせているもうひとつの要素が、彼女自身がデザイナーを務めるアパレル・ブランド「Kawi_Jamele」の存在です。楽曲同様に洋服にも彼女のセンスのよさが反映されているのです。このブランド・コンセプトはグラマラスで、ゴージャス、そしてガーリィそんな欲張りであり続ける女性たちへ向けて、強く美しく生きるためのパワーを与えるようなファッションの提案だそうです。2008年、春夏のコンセプトはPOWER of LOVE。強く、美しくあるために欠かせない愛。カジュアルなスウェット、ラグジュアリーなOP、クールなジャケットなど、それぞれのアイテムごとに「POWER_of_LOVE」を表現しています。6月で20歳となる彼女のこれからの活動には目が離せません。

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